■プロローグ


■ プ ロ ロ ー グ
 
   


        ゜゚・*:.。.夢.。.:*・゜
      それは目覚めぬ 永遠の夢。
     終わりがなければ、はじまりもない。
 
   吹き抜ける北風は、悲しき声で地を駆け抜け
       ボクの体を冷たく貫いた。
 
   腐敗した都市にボクが1人―
        独りぼっちのボクだけが1人- 1人…
 
   永久の時を刻む 壊れた時計の針をぐるぐる回す。
 
  ああ、あれからどれだけの日が流れていったのだろうか。
   
 時計の針を回したって、どれだけ時を数えたっても闇は拭えない。
 
 
        だってサァ・・・
 
     全部  全部 欲しかったんだもの。
 
      お天道サマも お月サマも
 
           世界も
 
  
                   世界がボクのものだったらなぁ…
 
    
  キミを笑顔にすることもできたのにね…きっと
 
 
果てしなく続く宇宙。7つの星の外れに「ポップスター」という星がある。
その星の国、プププランドは飽きれ返るほど平和な国であり、
ここらの星の中でも最も住みやすく平和であった。
そのプププランドに危機が迫っていることを誰も知る余地はなかった。
 
 
(第1章へ続く)